「祭りは、なぜ人と社会を再生させるのか」エドノミーラジオ祭り編 第7回 配信
- On 2026年1月23日
エドノミーラジオ祭り編・第7回では、これまで積み重ねてきた議論を踏まえながら、改めて「祭りとは何か」という原点に立ち返りました。
祭りは本来、娯楽やイベントではなく、自然の恵みに感謝し、翌年も生き延びられるよう祈る“神事”から始まったもの。そこには、人間が自然と共に生きるための切実な問いがありました。
やがて祭りは、神に向かう祈りから、人と人をつなぐ場へと開かれていきます。直会(なおらい)で酒や食を分かち合い、人が集まり、関係が生まれる。その積み重ねが、地域や共同体を支えてきました。
今回は、祭りを「地域の関係性に入るための入口」「文化資本が循環する装置」として捉え直し、現代社会や企業組織にも通じる本質について語りました。
🔍 今回の見どころ(聞きどころ)
- 祭りの原点は「生き延びるための祈り」
- 自然の恵みへの感謝、翌年も同じ恵みを得るための祈り
- 娯楽ではなく、生存のための装置としての祭り
- 神に向かう祭りから、人に向かう祭りへ
- 神事で供えた酒や餅を分かち合う「直会」
- 神から人、人から人へと広がる構造
- 祭りが共同体を開くプロセス
- 人が集まる“中心”が社会をつくる
- ヨーロッパの教会と街の形成
- 日本の神社は「聖」と「俗」が分かれない場所
- 人が自然に集い、憩う場としての祭り
- 祭りがもつ、日常を回復させる「再生」の機能
- ケ(日常)が消耗したとき、ハレ(祭り)で再生する
- 個人の生命力と共同体の活力を回復させる仕組み
- 周期的に“立て直す”文化の知恵
- 関係性に入るための「入口」としての祭り
- 内向的な人や外から来た人でも参加できる「型」
- 祭りが与える、正当な地域関係への参加のきっかけ
- 儀礼がつくる「仲間になる感覚」
- 同じ行為を通じて「仲間だ」と認識できる
- 祭り、歓迎会、歓送迎会に共通する構造
- 言葉より先に、身体で理解する関係性
- 現代社会の“心の飢餓”と祭りの役割
- 物質的には満たされても、心のエネルギーが枯渇する時代
- メンタルヘルス以前の、文化的回復装置としての祭り
祭りとは、ただ人を集めて盛り上がるためのものではありません。
それは、自然に感謝し、命をつなぎ、人と人の関係を再生させてきた文化的な装置です。神に向かう祈りから始まり、人に向かって開かれ、やがて共同体そのものを育てていく。その循環の中で、人は生きる力を取り戻してきました。
意味を失った「◯◯祭り」が増えてしまう現代だからこそ、祭りが本来持っていた役割を問い直すことには、大きな価値があります。
人を育て、関係を育て、価値を生み、形を残す。
祭りは、文化資本と文化資産が循環する“生きたシステム”であり、今の社会や組織がもう一度学び直すべき知恵なのかもしれません。
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